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「尊重と期待」Aburi Brandが目指すパーソナリティとチームについて

日本出張を終えてバンクーバーに帰ってきました。

熊本が震災した中での新規事業への積極的な取り組みに邁進した一週間で、複雑な心境の中での滞在であり仕事でしたが、自分の中でもやもやとしていたことに確信を持つことができ、結果、先進的な取り組みを後押しする一週間になりました。

さて、僕は復興とは直接的支援による有事対策とともに、その先の再興を経済活動で支える間接的支援がセットで重要であると考えています。感情のまま即座に行動して支援することは、それは目の前にある危機に対して損得を後回しにして行動を起こす倫理に直接働きかける反面、後者は避難生活や再興が遅れることで引き起こる二次災害リスクへの対応を考えることが目的です。今回の震災ではその両方の判断や行動がSNSを通して取沙汰されました。が、やはり国民感情というのは培われた歴史観や民族意識に左右されるもので、どうしても直接的に行動を起こす方が人々の関心を引き、どちらかというと間接的な方が非難の的になる傾向にあったように思いました。

例えば、直接支援に対してうちの九州の虎コーポレーションでは最大限の支援を即座に決行し、多くの物資を被災地に届けました。ところが、現地は混乱状態にあり、どこに、どれだけ、何が不足しているのか?正しい情報を入手することもできず、手探りで探しては届けるという非常に非効率なオペレーションでの作業となりました。(必要以上に集まった物資は今では処理に困窮しているといいます。それでも未だ足りてないところがあるという矛盾もあり。)

日本は地震や災害は起きるものであり今では特例なものではないのだから、有事対策としてのリスクマネジメントを強化するべきと言及すると、それが本質であっても感情論が美徳として重宝されるから、「そんなこと言っているぐらいだったら支援しろ」となってしまうのです。本質よりも感情論が優先されてしまうのがいささか腑に落ちないのは、目の前で助けることには関心が集まっても、結果支援が遅れることで見えないところで苦しむことになる人を救う手立てにおいてはフォーカスされないことです。

もちろん見返りを求めているわけではなく、またはそこに内に秘めた慈悲心があったとしても、現象面だけ捉えてそれが避難の槍玉になってしまうというのは本質ではないのではないかと思うところでした。

この世界は常に対極するもの同士の相対性で成り立っています。一つの考え方においても、常に対極にある考え方を伴い判断、行動することができれば、より良い結果をもたらすものであるでしょう。人間なのだから感情を優先することに否定的な訳ではありません。僕が言いたいのは、感情的に動いた結果、思いと裏腹な結果に陥ることもあるということであり、だからこそ対極を常に意識し、本質を追求することが重要であるということです。

そうした視点で見ると、福岡の高島市長の判断力と行動力は、双方のバランスを伴った素晴らしいリーダーシップとして発揮されました。こうした市長をもった自治体は伸びるでしょうねー。日本にも素晴らしいリーダーシップを発揮できる政治家がいることに喜びを感じましたよ。思いを形にできる力を持っています。

http://toyokeizai.net/articles/-/115238?display=b

そんな中僕は、震災の支援を社員に任せて自分がすべきことであるMarukatsu2号店開業とそこから始まる前代未聞の偉業への準備に邁進しました。絶対成功を前提に、人財、PR戦略などあらゆる環境を先行投資で準備しています。どんなに画期的なアイデアも人とPR、資金が続かなくては実現しません。

そしてその戦略遂行において最も難しいのが人。特に外食産業の労務環境は地に落ち、今日ではブラック企業の象徴として常態化しています。そんな中での採用活動が厳しくなることは覚悟していたのですが、エリアや時期も良かったとはいえ、18名の募集に対して前代未聞のなんと130名の応募がありました。諸条件をクリアし選ばれたスタッフに対して、滞在中にグルーブのビジョンやMarukatsuにかける意気込みと戦略などを話したのですが、様々な特異性を認められて入社した一人一人の顔はみるみる精気に満ち、聞きたりない学生の一人は最後まで残って、質問を含めて1時間延長するぐらいでした。

爽快な時間でした。。日本の未来はそんなに暗くないと思いました。

余りある負の要因にネガティブ思考、無欲を植え付けさせられている世代といわれていますが、彼らは希望に満ち溢れ、それはやる気に転換し、トレーニングに励んでいるようです。

ゼロからスタートのこのブランドを若い力で日本のトップブランドにするという野望。そして世界へ!

うちはグローバルセンスを有することを何よりも重視しています。それは自国の文化や慣習に過度に執着することなく世界のそれらを受け入れて、新たな価値やあり方を生み出すこと。それがAburiのアイデンティティであり語学以上に重要なグローバルセンスであると考えています。

そしてその一歩は自分以外の人生を歩んできた人を受け入れる事。

今回は実に多様性のあるスタッフが集まっています。タレント志望からプロの歌手を目指している人、高学歴もいれば、15歳から海外留学を通して20歳まで世界10カ国を回った人に、人生経験のある主婦のパートさんとタレントは揃っています。それらは皆、それぞれに特異性を有し、互いが未知の経験と考え方を有しているものです。そう考えるとコミュニティは小さな世界となり、一人一人が自分の殻を破り、それぞれの特異性を尊重しながらも主張し、より良き関係を築ければ、会社でシステムを学びながらグローバルセンスを磨くこともできます。実に素晴らしい環境です。

僕はイメージしています。そうしたAburi Brandを背負ったスタッフたちが、生き生きとカッコよくパーソナリティとチームワークの双方を有して最高のパフォーマンスを実現しているオープンのその日を。次回、彼らの成長に触れるのが楽しみです!

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